UbuntuでXenに挑戦

何となく気になって試してみました。
Ubuntuは8.04、Xenが3.2、カーネルバージョンは2.6.24.18だったかな?


Ubuntu(というかDebian系全般)は初めてだったのでちょっと戸惑うところも多かったのですが、何とかDomUが立ち上がるところまでは行きました。驚いたのはその簡単さ!Xenのインストールはaptで一発ですし、その時にgrubも自動で書き換えてくれます。DomUを作るのもxen-create-image一発なのはちょっと感動でしたよ。事前にLVを切っておくこともDomUにOSインストールをすることもxenの設定ファイルを書く必要もない!もう、Gentooの時にさんざん苦労してやったことは何だったんだ!というくらい簡単でした。


…が、簡単すぎるがゆえにトラブルシューティングは難しいのかも。今回もXenをインストールしたあとに再起動(Xenカーネルで起動するため)したら、コンソールにログインプロンプトが出てこなかったり(gettyがtty1ではなくxvcに対して起動するように変更されてた)、DomUを立ち上げようとしたらエラーで立ち上がらなかったり(DomUの設定ファイルで指定されていたカーネルが非Xen用のものになっていた)と、色々と問題が発生。私の場合Gentooで使っていた経験があったので何とか切り抜けられましたが、自動設定しか使ったことない人には厳しいんだろうな〜と思いました。CUIレベルでもそうなんですから、最初からX入れてGUIで使ってる人には尚更なのかも。


あと、DomU側でネットワークがうまく使えなくて難儀しています。Dom0でxenbr0が見えてないんですよね。brctlで見るとブリッジそのものはされてるようなのですが。何かネットで事例探しても同じような事象でハマってる人を見かけたので、ひょっとしたらちゃんと動かないんでしょうか?(3.0.4までは平気で、3.2になってからダメなんて話も見かけました) というかUbuntu8.04+Xenという事例が驚くほど少ない!7.04+Xenなら少しはあるんですが。UbuntuってあんまりXenを入れてサーバ用途に使うようなディストリビューションじゃないんですかねぇ?


それとちょっと不思議だったのは、Dom0もDomUも同じカーネルを使える事。カーネルコンフィグ的にはDom0にするか否かは明示的に指定するはずなんですが、これって2.6.24で変わったんですかね?それとも、Ubuntuカーネルパッチがものすごくスペシャルだったり??


やはり個人的には、UbuntuよりもGentooの方が性に合ってるみたいです。
ただ社内のサーバにGentooはあまりにもチャレンジングかな〜。むむ〜。